2021年4月7日
遠久邑の奥村佃煮さんへ取材に行ってきました。
奥村佃煮さんでは、小鮎、もろこ、鮒ずしなど滋賀県で昔から食べられている佃煮などを製造販売されています。
昔はヤンチャだった奥村さん
先代とはケンカもしたり衝突して、家を出たため、家業は継ぐつもりはなかったそうです。
でも、だんだんと歳をとるに連れて、やっぱり俺がやった方がいいよな…。でも今さら言うのも何だしな…とモヤモヤしていたそうですが、思い切って戻ることにしたそうです。
そんな奥村さんに
角「なぜこの仕事をしているんですか?」
と尋ねたところ、
奥「昔はね、佃煮やふなずしは、日常で当たり前に食べられていたものだったんすよ。
でも、だんだんと嗜好品化していっている。
私は、嗜好品ではなく、日常の一部として食べて欲しいと思って作ってるんすよ。
年末とか親戚一同で集まったりするじゃないですか。そんな時に、たいてい鮒寿しは出てくる。
子どもの頃は、くせーな。ようこんなもん食えるなと思ってた。
でも、段々と大人に近づいていくと、お酒も飲める様になるし、自然と大人の輪に入っていく。
ちょうどね、大人と子どもの狭間の高校生くらいの時なんか、子どもの頃とは違って
『鮒寿し食べれる』=『大人の仲間入り』
になってて、
友達に
『オレ、鮒寿し食えるし😎』
って、ちょっとしたステータスだったし、
食べれるとみんなから
『おめー!すげーな!』
って反応になる。まるで大人の階段を登る儀式みたいだったんですよ。笑。
だからかな。そんなあったかい昔ながらの日常の光景を守れたらいいなぁ〜って思って嗜好品としての商品ではなく、普段から食べられる様に色々と工夫してるんですわ。」照。
と昔を懐かしそうに楽しく話してくれた奥村さん。
ステキなお話を聞けて、とてもほっこり🥰
そんな思いが詰まった佃煮は、やっぱり美味しくて、なんだか亡き神戸のお義母さんが作ってくれていたくぎ煮と似た味がしました。
これ、めっちゃ美味しい😍熱々ご飯にぴったり
酸味が効いてて、なんとも言えないおいしさ♡ブルーチーズ好きにはたまらないかも😎
クニュクニュと普通の蒟蒻よりも弾力あり!味付けが絶品🥰お弁当にも重宝してます🥰
遠久邑さんの佃煮は、道の駅でも取り扱っているので、見かけたら是非お試しください!
お忙しいところ、ご協力いただき、ありがとうございました!
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