滋賀県には 33つもの酒蔵があることを知っていますか?※
(滋賀県酒蔵組合加盟として)
そのうちの 11蔵、つまり 3分の1が甲賀地域にあり、
その甲賀の中心、水の口と書くくらい 水がきれいで豊富な水口町、
東海道53次の50番目の宿場町として 人が行き交った旧東海道沿いに
美冨久(みふく)酒造はあります。
※酒蔵数県ランキングでは 1位新潟県はダントツですが、
滋賀県も10位前後(統計により基準が異なり、はっきりとは言えない)と多い方です!
長い歴史を感じるたたずまい、大正6年(1917年)創業 なんですが、
この世界では まだまだ新しい蔵、ということで、
日本の文化 日本酒 の歴史の深さを感じますね。
酒蔵見学の案内人は蔵人Mさんだったのですが、
社長にもご挨拶をさせてもらったところ、、、
んん? 藤居さん??(井でなく 居は珍しい)
創業100周年を記念して(2017年) つくられた年表より、
今年2月に私たちが訪れた 藤井本家さん(⇒HP)から分家した酒蔵だと知り、ご縁に感謝!
ちなみに、彦根藩主井伊家と同じ 井 を平民が使うのが恐れ多い、ということで
居 を使われたということなので、居の付く方は彦根に縁のある人が多いということです。
1階の直売所で少し楽しんでから、
2階へ上がり、見学スタート。早速、
こちら、なんだと思いますか?
昭和45年 大阪万博のときに現れた コーヒー自販機(UCC)と同じ時期の
酒自販機! (昔の)50円玉を入れると、いまでも使えるそうです!
次の部屋では、実際の仕込み樽をに下に見ながら、
先の年表で、蔵の歴史をお聞きしました。
銘柄『美冨久』の登場、現在4代目の思いを込めた『三連星』ブランド、
これまでの100年の歴史、これからの100年の展開が楽しみな流れです。
ちなみに日本で最も古い酒蔵は、須藤本家(茨城県笠間市・1141年永治元年創業)
日本4位に 山路酒造(滋賀県木ノ本町・1532年天文元年創業)となってます。
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創業時からの銘柄『昇天』
左前のいわゆる『貧乏徳利(どっくり)』(信楽焼:茶色)の話も面白かったです。
信楽たぬきは 徳利と帳簿を持つ縁起物であることも、これからきているのかな?
こちらの会場は団体さん(現在20名程度まで)も対応できます。⇒HP
冬は発酵中のもろみ を上から見ることができ、
夏は、下の現場へ降りて、
酒蔵の空気感を全身で感じることができます。
お茶、酒、器:名物がたくさんあるこの地での おもてなし。
前回の酒蔵見学のときから思っていたのですが、
特に冬の作業中なら忙しくて見学はできないのでは?と思っていましたが、
作業は朝5時から早朝に行われるものが多いで、
今回 10:30~の見学を予約、それくらいの時間帯には 問題がないそうなので、
(事前予約。出荷が繁盛する12月は見学が難しいということです)
ぜひ 作り手さんの思い、酒蔵の様子を直接感じて欲しい、訪れてみて下さい。
また、美冨久酒造さんでは、以前より
日本酒のファンを増やしたい思いから 蔵見学・直売を積極的に行われ、
2012年に始まった 4月 蔵祭り では、この日・この場所での出会い にこだわり、
酒蔵を通して 地域の人が集まるような場づくりとする取組が行われています。
今回、こだわりマルシェでは、
毎日!家族で飲みたい!
滋賀県で開発された『みずかがみ』の甘酒 を
提供させていただく予定です!
なんと!『甘酒』は 俳句の夏の季語 なんですって!!
栄養たっぷり、滋養強壮 病気に負けない体づくりにもってこいですね。
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また、さらなる魅力を広げるため、2021年9月に蔵の一部に作られた
蔵カフェ『薫蔵~KAGURA~』(⇒HP)でランチもしました。
酒米3種のおにぎり 食べ比べ、酒粕をたっぷり使ったかす汁、
鮒ずし(ビワますの燻製に変更可)など健康に良いと言われる発酵食を
オシャレに楽しめることから、若い世代にも 発酵文化を
身近に感じられる試みだと思いました!
改めて、滋賀県HP(⇒HP)を調べてみると、
思った以上の酒ハナレ県!! せめて地域の歴史を食と共に語れるくらいにはなりたいですね。
はい、私たち事務局は みんな(雰囲気込みで)大好きです❤
またお伺いできることを楽しみにしています☆
2022年5月28日㈯11時~15時
南草津駅西口 東山道記念公園
こだわりマルシェの詳細・お申込みは↓↓
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